第13回 「伝える事の難しさ」

前回は「ターゲットは?」というお話をしましたが、今回の内容は前回の内容と共通する部分もあり、また逆に、もしかすると矛盾する部分もあるかもしれません。

さて、今回は「伝える事の難しさ」についてです。

ホームページに限らない事ですが、文字や画像・写真などを使って何かを伝えようとしても意図通りに伝わらない事が多々あります。

例えば「カッコイイ」という言葉から受け取る印象は人それぞれ違います。
ホームページ作成を依頼される方々(私にとってのクライアントさま)、制作者、できあがったホームページへアクセスされる方々・・・おそらく「カッコイイ」という言葉からイメージするホームページは微妙に食い違っていると思います。

もう少し例をあげると、例えば「写真の大きさ」について。
ある物販サイトの場合、より商品のことを知ってもらいたい意図で、鮮明な大きめの商品画像や複数のアングルでの商品画像を用意される場合がありました。
お客様のためにより詳細な「商品の情報」を提供し、購買につなげようという意図です。ですが、いざ実践してみたところ、購買率(売上げ)が下がりました。(たまたまかもしれませんが)
ちょうどその時期にページへ来られた方からのメールに「ページが重くて表示に時間がかかります・・・」とのコメントが来ていました。そして、その後再検討し一度に表示する画像数を少なくし、興味をもたれた方のみ閲覧できるように対策を施しました。
これにより、しばらくすると購買率(売上げ)は元の状態以上に改善されました。
これは本当に「たまたま」なのかもしれませんが、一つの参考にはなるのではないでしょうか。

商品をより理解してもらいたいという意図で始めた対策が、その意図を伝える手段として少しずれていたのでしょう。

これはあくまでも一例であり、この物販サイトのみに当てはまるものかもしれません。
もし画像の表示が原因なのだとしたら
購買者の状況がたまたま回線の遅い人たちが多かった。
購買者の方々に気の短い方が多かった。
のかもしれません。

意図したことを意図した通りに伝える。

これは大変難しいものです。
いくら情報発信側が考えて施した方策でも、それを受け取る側に意図した通りに伝わるかどうかは定かではありません。
発信者側の意図・メッセージが誤解されて伝わるといも言えるでしょうか。

どれだけターゲットを絞っても、伝え方を工夫しても意図通りに伝わるかどうか、実際のところは発信してみなければわからない事です。
ですが、「何でもかんでも発信してしまってから考えれば良いや」ということではないのはお分かりの通りです。「意図を伝える為にはどうすれば良いか」を真剣に考え、決定した方法で情報を発信して初めて、伝わり方の誤解が認識でき、その誤解を解くべく努力することができるのではないでしょうか。

はたして、私の意図がみなさんに意図する通りに伝わっているかどうか。
おそらく半分も伝わっていないのでは?と思っていますが、いかがでしょうか?


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過去のホームページ作成に関する考え

2006年4月5日 第17回 「人の心は移ろいやすいもの」
2006年1月17日 第16回 「2005年を振り返って」
2005年1月7日 第15回 「見せる 読ませる 誘導する 2」
2004年10月2日 第14回 「見せる 読ませる 誘導する」
2004年8月30日 第13回 「伝える事の難しさ」
2004年7月29日 第12回 「ターゲットは?」
2004年4月26日 第11回 「上位表示?・・・」
2004年4月3日 第10回 「何でアピールするか・・・」
2004年3月21日 第9回 「我慢の時もあるのでは?」
2004年3月3日 第8回 「雑誌取材で気づいた事」
2003年12月28日 第7回 「2003年を振り返って」
2003年11月21日 第6回 「何が目的なんですか?Part4」
2003年10月2日 第5回 「何が目的なんですか?Part3」
2003年8月18日 第4回 「何が目的なんですか?Part2」
2003年7月7日 第3回 「何が目的なんですか?」
2003年4月29日 第2回 「理想形でスタートしようと思うと」
2003年4月9日 第1回 「ホームページは育てるものだと」
※第18回より、pikoz blogにて公開させていただきます。